木育知育 ~木育おもちゃと教育効果~

木育 子育て

『木育』

子育てをしている、していないに関わらず耳にしたことがある言葉ではないでしょうか??

そもそも『木育』って何!?って言われると答えれますか?

う~ん、それっぽく言えますが、まぁ自信を持って説明はできません。

ということで一緒に勉強をしていきましょう💨

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『木育』とは何ぞや!?

平成17年(2005年)『木育』という言葉を定義

子どもをはじめとするすべての人が『木とふれあい、木と学び、木と生きる』取組で、子どもの頃から木を身近に使用していくことを通じて、人と、木や森とのかかわりを主体的に考えられる豊かな心を育むこと

林野庁HP掲載 『木育をはじめとする木材利用の普及啓発に関する事例集』より

なんでもこの『木育』という定義が出てきた発祥元は北海道とのことです!!

平成17年=2005年から林野庁は国産の木材利用を拡大していく為に国民運動として「木づかい運動」を促進していったようです。

その中で北海道で生まれた『木育』、いわば木材や木工製品との関わりやふれあい、活用を通じて木の文化や良さ等理解を深める教育活動といったところでしょうか。

というかトップ画像にも『木育』に関すること書いてますよね!!

こちらは『東条湖おもちゃ王国』で撮影したものになります💨

昨年末に行ってました!(非常事態宣言前)

追々それも記事にしていきますよ💨

木育おもちゃについて

ここからは論文を私なりに読み解きながら書いていこうと思います!!

認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が選定した木育おもちゃのリストから164点を抽出して大きく分類わけすると下記のようになるようです。

【順位】【おもちゃの分類】【164点中の割合】
1積み木35.4%
2音を楽しむ遊び13.4%
3くるま、引っ張る遊び9.8%
4ごっこ遊び(みたて遊び)7.3%
5コマ4.9%
6ボール遊び4.3%
7その他4.3%
8ころがす遊び3.7%
9ゲーム3.7%
10文字・お話遊び(ルール遊び)3.0%
11パズル3.0%
12けん玉遊びなど2.4%
13バランス遊び1.8%
14迷路1.8%
15教育理論の玩具1.2%
表1 木製玩具164点の分類一覧

積み木をはじめ、各おもちゃで似たような物も複数あったようです。

まぁ整理した結果がこのような形とのことです!!

なぁなんと言っても木製のおもちゃと言えば、『積み木』ですよね。

これは揺るがない!!

私の所感ではありますが、地域の子ども向け福祉施設では国産木材を使った積み木が必ずと言っていいほど、置いているような気がします。

特に森林が豊かな地域が顕著だと思います。道の駅とか高速のサービスエリアなんかでも置いていたりましますよね💨

ちなみに我が家では『河合楽器製作所 河合楽器の木のおもちゃ 押し車つみき 品番4047』がございます。

楽器メーカーである河合楽器製作所の国産性!!

当然、木材も国産性、

では無いっ??!!

箱にはヨーロッパ産と明記ございました💦

この記事のテーマに反しておりますね!!

でもじぃじ、ばぁば(私の親)が娘に買ってくれた大切で、河合製の高品質な積み木なのは間違いありませんよ!!

教育効果について

積み木  限定した使い方(遊び方)よりは、組み立てものを何かに「見立て」たり
自由に遊べるものの方が想像力や考える力を伸ばす効果が期待できる。
組み立て方は凹凸やねじ式、穴にさす行為を入れると手元や手首の発達に
役立つ。他の玩具との組み合わせも効果的。
ごっご遊びごっこ遊びによる「見立て」や物語をつくる遊びは創造力や考える力を
伸ばす効果がある。
子ども同士や大人と一緒に遊ぶことができるような玩具はコミュニケー
ション力や社会性を養成できるとともに、遊びが広がり楽しさを増幅さ
せる効果がある。
くるまくるまを押したり引いたりすることは手元や手首の発達に効果的。
くるまが転がる動きを目で追うことも視力の向上などに役立つと考えら
れる。
他の遊び(積み木、ごっこ遊び、音で遊ぶ)と複合させるとさらに
教育効果が発揮される。
ころがす遊びくるま遊びと同様に、他の遊び(積み木、ごっこ遊び、音で遊ぶ)と複合
させるとさらに良い効果が生まれる。
ボールを転がす遊びと同様に、コースをつくって上から下に転がったり、
回転する動きを加えると創造力、考える力、空間認識力に対しても教育
効果が発揮される。
ボール遊びものを口に入れて確かめる時期には誤飲の恐れがあり、ボール遊びは注意
する必要がある。
積み木でコースを作ってボールを転がす遊びは創造力、考える力、空間
認識などの教育効果が高まると予想される。
けん玉遊び手先がある程度発達してくると、けん玉遊びは飽きずに集中力を養成す
るのに効果的。
けん玉を自分で工夫して組み立てるような遊びを提供すると、新たな楽
しみや教育効果がプラスされる。
音で遊ぶ手先の発達には効果が期待でき、玩具として遊びがわかりやすい反面、
一人遊びになりやすいことが推察される。他人と一緒に遊べるような
要素が加わると、マイナス面を改善できる。
文字・お話遊び昔話やおとぎ話を取り入れた玩具はごっこ遊びにも使用できるため、
創造力、考える力の発達に役立つと考えられる。複数で遊べるような
仕掛けを加えると、さらに遊びが広がり、コミュニケーション力が
養成される
ゲームゲームは遊び方が限定される傾向があるが、将棋や知恵の輪などの日本
伝統玩具は知育にも効果が高いとされる。様々なデザインやルールのアレ
ンジより、飽きずに長く遊べるような玩具を提案できる可能性がある。
コマ紐を使ったり、指で回したりすることで手先の発達に役立つ。
回す行為は何か別の要素を加える工夫があると新しさが表現できそうで
ある。
パズル手先の発達、創造力、集中力、パターン認識力、知育効果が高い遊びを
提供することができる。(パズルの複雑化など)
空間認識能力を向上させるには、立体的パズルも有効であると考えれる。
迷路パズルと同様の効果が期待できる。他人と一緒に遊べるとさらに遊びが
広がる効果が期待できる。
表2 遊びの種類と教育効果との関係指標

このようにまとめられております💨

論文の結論にも記載がありましたが、参照した論文の目的は「乳幼児向けの木育玩具による遊び種類と教育効果」の明示でした。

親や祖父母が教育効果を参照するため、また生産者にとっても参考になればとのことです!!

文字数の多い記事となりましたが、このような視点で木育玩具を購入検討するのも一つの案ですね!!

参考になれば、これ幸いです。

ありがとうございました!!

参考文献:木育玩具の分類とその教育効果の調査分析 表1,2ともに参考文献より抜粋

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