魚は良質なたんぱく質や脂質、特に青魚にはDHAやEPAが含まれており、子どもの脳や身体の成長に良いもの!というイメージはなんとくありますよね。子供に関わらず、大人もしっかりと食べて栄養吸収したい!
そんな魚ですが、題名の通りで、どうしても焼き魚・煮魚等に骨が多かったりする場合ありますよね。
⇒ 食べていて、骨を誤飲
⇒ 喉に刺さる Σ(゚д゚lll)ガーン
そんなとき私は、炊いたご飯(お米)を噛まずに丸呑みして、骨ごと胃へ流しこみなさい!
そう、教えてもらって育ちましたし、社会ではそれが割と一般的?意見としてもあったりするかと思います。
実際に論文にも記載があったりします。(※1)
でもこれって大きな間違いみたいですね。
刺さった骨が喉の表面にあるのに、丸呑みを行うことで、粘膜内部へ侵入してしまいます。(※2)
まぁ冷静に考えると、そりゃそうやわな💦
ちなみに妻へこの話をしたら、
「ご飯丸呑みするなんて聞いたことない!、あかんやろ!」
と言われました。
さすが幼稚園教諭と保育士の免許もっているだけある。
いや、一般教養なのか?
大人は骨を避けて食べることはできますし、誤って骨を飲み込んでしまっても、『骨が刺さったのかもしれない』と考えることができますよね。
ただ子どもの場合は、うまく伝えることが出来ないかもしれません。
(ただ喉が痛いと言うばかりみたいな)
小さい子に食べさす場合は
・大人がしっかりと骨を取ってあげる
まぁ大前提ですが、見落としもあるかもしれない。
・普段からしっかりと噛むことを意識づけておく
見落とすぐらい骨だったら、噛んだら粉々になるかもしれませんしね。
・痛みを訴えたら、骨が刺さったと仮定し、あまり食べ物を飲みこまさず(嚥下運動)、うがいをする(※3)
・それで改善されなければ耳鼻咽喉科を受診(※3)
深く刺さり埋没すると、摘出手術とかにもなり兼ねないので、子どもも大人も気を付けたいものです。
【参考文献】
※1 長坂聡:口蓋扁桃摘出術を要した魚骨異物の1例 口咽科 2017;30:97-101
※2 橋本雄一・山田大貴・竹内一隆・内山広大・瀧澤義徳 甲状腺に達した下咽頭魚骨異物の1例 口咽喉科 2019;32(1):61~65
※3 坂本昌彦 魚の骨が刺さったらどうする?「ご飯の丸のみ」は危険?魚骨異物の対処法を解説
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